インタロボットのサービスをご利用いただいている、ファーマシィ薬局府中さまにご感想をうかがいました。

 

=サービスロボット ペッパーの導入理由について=

ファーマシィ薬局府中は2016年5月にオープンしました。周辺に他の薬局もたくさんある中で、新しくできた私たちの薬局に興味を持ち、足を運んでいただけるきっかけになるようなものが何か無いかなと考えていました。

今回ペッパーを導入した広島県の府中の地では、皆さんペッパーのことは知っているけれど、実際に動き、しゃべっているシーンを見る機会はなかなかありませんでした。そこで、その目新しさから、地域の皆さまに興味を持っていただくきっかけになればと考え、インタロボットの代理店であるケアデザインさんと相談し、まずは試しに半年間導入してみることにしました。

ただ、私たちも初めはペッパーの機能についてあまり知らなかったこともあり、薬局でペッパーに何をさせれば良いのか、はっきりとはイメージできていませんでした。しかし、ケアデザインさんが機能や使い方についてはきめ細かくサポートしてくれるとのことでしたので、実際に導入してから、患者さんに喜んでいただける使い方を模索していけたらいいなと考えていました。

 

ファーマシィに導入されているインタロボットのペッパー

 

=実際に導入して=

私たちの薬局の前の通りは、通学などで子供達が通ることが多く、たくさんの子供達に気軽に寄ってもらえるような薬局にしたいなと考えていました。実際にペッパーを導入すると、学校帰りの子供達だけでなく、意外にもご年配の方もペッパーに会いに来てくれ、話しかけてくれていました。

薬局の待合室にいるペッパーと患者さんのやりとりを見て感じたことは、ロボットには人の心を和ませる効果があるということです。聞きなれた何気ない言葉でも、ペッパーが話すだけで、患者さんが自然と笑顔になります。

薬局での待ち時間というのは、体調がすぐれない中でお待ちいただくため、辛く長く感じられるものです。ペッパーがその辛さ、長さを緩和してくれていると感じることも多々ありました。特に子供達からは好評で、ペッパーがいる薬局にまた行きたいという声をいただくこともありました。

 

=ロボットのサポートについて=

ペッパーは、光や熱などに弱いという、精密機械ならではのデリケートさがあることも導入後に知りました。そのため、長期間使用しているとどうしても不具合が発生することがあります。そんな時は、ケアデザインさんにご相談すると、対処の方法についてすぐに教えていただけました。

 

岡山の企業インタロボットのロボット利活用支援

 

=今後の期待=

患者さんの中にもペッパーに興味をもってくださる方が多く、また、私たち薬局スタッフも、待合室で患者さんをを和ませてくれるペッパーに日々愛着が深まっていきました。当初は半年の導入の予定でしたが、最終的には1年間いてもらいました。ペッパーが薬局にいてくれて本当に良かったと思います。

ペッパーがもっと会話のキャッチボールができるようになれば、より皆さんに親しまれる存在になると感じています。2017年6月から、ペッパーは島根県のファーマシィ薬局益田センターに移動することになりました。そこでは会話アプリを導入する予定です。よりスムーズな会話で、島根でも薬局を明るくするような存在になってもらえたらと思います。

 

【インタビューのご協力】株式会社 ファーマシィ 様
http://www.pharmacy-net.co.jp/

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